2024/11/03

やりがいを感じる業務である高齢者のレクリエーション

特別養護老人ホームや有料老人ホーム、グループホーム、デイサービスなどで勤務する介護職は、レクリエーションの業務があります。レクリエーションは1日の流れに組み込まれているところもあり、高齢者にとって大切な時間となっています。ただ遊ぶというものではなく、利用者の生活の質を高めることができるようなプログラム作りをします。プログラムを通して手先を動かしたり頭を使ったりすることで、脳の活性化や身体能力の向上が期待できます。高齢者の生活の質を高めることができる、やりがいのある業務になっています。

実施方法としては集団と個人があり、どちらの方法で行ったとしても個人の状態を考慮しそれぞれに合った方法で実施します。リハビリとして行うのではなく、レクリエーションとして行うことで、利用者も楽しんでプログラムに取り組むことができます。自然と会話も増えるので、利用者同士のコミュニケーションの場にもなっています。2014年にスタートしたレクリエーション介護職という資格があります。資格は1級と2級があります。介護職がレクリエーションの企画から実施まで行うため、スキルアップのために取得する人がいます。

レクリエーション2級は、経験などの受講資格は特になく誰でも学ぶことができます。課題と筆記試験に合格すれば取得でき、高齢者との関わり方や、レクリエーションの基本的な内容を学びます。レクリエーション1級は、2級取得者のみが受講できます。現場実習と筆記試験に合格すると取得できます。高齢者一人一人に合わせたプログラムや、レクリエーションを実施する目的に合わせた企画ができるように学びます。